背景
株式会社イーグリッド(従業員120名、島根県出雲市)は、受託開発・自社開発に加え、MaaS系のシステム開発も手がける企業です。グローバル化を見据え、チーム強化とプロダクト開発を担えるRubyエンジニアを求めていました。
課題
- 島根県における深刻なIT人材不足
- 採用経験は東南アジア出身の日本語人材に限定
- 言語や文化の違いによるコミュニケーションリスクへの懸念
解決策
イーグリッド様には、Rubyエンジニアの採用から移住・定着までを包括的にサポートしました。弊社のプロセスは採用リスクを最小限に抑え、正式採用前にスキル・コミュニケーション・カルチャーフィットを確認できる仕組みです。その結果、7年以上の経験を持つ東欧出身のアナスタシア様を安心して採用いただけました。
- 候補者の選定
1,500名以上の東欧ITエンジニアデータベースから、イーグリッド様の要件に最適な人材を選定しました。選ばれたのは、豊富なRuby経験を持つアナスタシア様です。面接では高い技術力と柔軟性を示し、地域の給与水準でのオファーを受け入れました。 - 試用期間
本採用前に2か月のリモート試用を設定。日本語はN3レベルでしたが、タスクの文書化と弊社のサポートにより、スムーズに業務へ適応できました。 - リロケーション支援
ビザ取得、住民登録、銀行口座開設、住居探しをフルサポート。ペット同伴での生活も考慮し、安心して移住を実現しました。また、企業側に対しても外国人エンジニアの雇用・在留資格・生活支援に関するアドバイスを提供し、受け入れ準備を円滑に進められるよう伴走しました。 - 定着支援
アナスタシア様が早く適応できるよう、出雲に形成されている東欧エンジニアのコミュニティへの参加を後押ししました。また、弊社が運営するITエンジニア向け日本語勉強会「Developer Language Club in Izumo(にほんごコミット)」にも参加いただき、実務に直結する日本語を継続的に学習。現在では勉強会で発表やディスカッションをリードし、他のエンジニアにも良い刺激を与えています。
成果
- 数か月で主任(Senior Developer)に昇進
- クライアント会議でビジネスレベルの日本語を駆使し、積極的に提案
- 「にほんごコミット」で学習・発表をリードし、社内外に好影響を波及
- 社員の意識変化を促し、積極的に意見を出し合い、新しい視点でプロジェクトに取り組む文化が社内に浸透しました
その後、同社は新たなシニアフロントエンドエンジニアの採用を弊社に依頼し、チームをさらに拡大